マドリッドの中心にあるレティーロ公園。ただの公園として遊びに行くとよくわからないまま終わってしまいますが、とても楽しめるスポットが点在しているのです。
実はレティーロ公園を楽しもうとすると1日ではとても遊びきれないほど沢山の遊べるスポットがあるのです。そんなレティーロ公園情報をまとめてみました。
『レティーロ公園とは? 行き方は? 入り口はどこ? 入園料は?』
レティーロ公園はもともとフェリップ2世の離宮でしたが、スペインの独立戦争の時にその多くが火災でなくなりました。その後、19世紀に市民に開放して公園となりました。誰でも入場でき(一部の植物園を除く)入り口も各所にあります。
ただ、こちらはぞれぞれ門があり、時間が来ると閉められてしまいます。とはいってもかなり早朝と遅い時間なので、逆にこんな時間に公園にいることはないとは思います。
入場料 : 無料
開園時間 : 4月 – 9月 6:00 – 夜中0:00
10月 – 3月 6:00 – 22:00
バス : 1, 2, 9, 14, 15, 19, 20, 26, 28, 32, 51, 52, 61, 63, 74, 146, 152, 202, C
サイト:http://www.esmadrid.com/informacion-turistica/parque-del-retiro
入り口は各所から入ることが出来ますので、自分がいる現在地から公園の一番近い入り口を探して入りましょう。または、自分がいきたい場所の近くのバス停で降りて入るのも手です。公園内は歩くとても時間がかかりますので、公園の中の行きたいところを決めてそこに近い所までバスで移動すると時間の節約になります。
ただし、アトーチャ駅から降りて公園に入るときはスリがよくいるので気をつけます。
アトーチャ駅と対角線にあるレティーロ公園を渡る大きな交差点があるのですが、そこにスリのグループがよくいるのを見かけます。若い女性でグループを作り(昔のジプシーのスリの子どもたち)話しかけられ、気を取られているうちにポーチから現金やカメラ、スマフォなど取られます。見えるところに取られて困るものは持たないようにしましょう。ちなみに、エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウの近くの交差点や、ベルナベウ駅地下鉄から上がったところの入り口にもよくいるのでそちらも気をつけましょう。
さて、もう一つ気をつけなければいけないのが、レティーロ公園に行く時間です。人がいなくなる時は全くいなくなりとても危険なので、行く時間をしっかりと守りましょう。基本的に警察官がレティーロ公園の中を循環して回っていますが、その警察官みんな馬に乗っていますなので、そんな光景も見られるとラッキーですね。
土日:朝8:30- 暗くなる少し前までは1日中大丈夫です。土日はとても人が多く来て混み合っているので一日中遊ぶことが出来ます。また、日曜日は特に各ところで紙芝居や、劇などをやってくれているのでそれを見るのも楽しいです。終わったらコインを持って箱や帽子に入れてあげましょう。
平日:朝8:30位(明るくなってから)-14:00まで夕方は16:30(子どもたちが学校が終わって公園に来る時間) – 暗くなる前
14:00からシエスタの時間であっという間に人がいなくなります。レティーロ公園に限ったことではありませんが、特に冬場はほんとうに人がいなくなるので、14:00前には公園から出てホテルに戻るか、デパートやお店に入るか、ランチを取る為に店に入るかしましょう。通りも大通りから一本入るだけで人がいなくなりますし、小さい店も閉まってしまい閑散としてしまいます。
レティーロパークではないけれど1度公園で遊んでいた時に14:00 少しまわってしまったことがあり、ふと気が付くと周りに誰一人いなくてドキッとしたことが有りました。
一日中人が耐えない公園や場所もありますが、観光で行く場合は土地勘がないので、できるだけ(特に夏場以外)はシエスタの時間は出歩かないようにしましょう。ただしゴヤやプエルタデソルの周りは何時でも人がたくさんいて賑やかなので大丈夫です。午前中に少しマイナーな場所に行って午後は賑やかな所と決めると、短い観光時間を有効に使えるかもしれません。とりあえず、人が少なくなってきたなと感じたらすぐに大きいお店に移動しましょう。
レティーロ公園でもう一つ注意するのは、ハーブの花束や、バルーンアートをハイと差し出し、反射的に受け取ってしまうとお金を要求されます。受け取ってしまった場合は返そうとしても受け取ってもらえませんが、勝手に相手が渡してきたものなので、お金は払わずに、その場に置いて場を離れましょう。特にバルーンは小さい子を狙って渡して親にお金を請求します。レティーロ公園で「タダ」で物を配るということは見たことがないので、わからないものには手を出すのを止めましょう。
話は戻りまして、各所にある入口どこから入っても問題ないのですが、メインの入口以外は入ってもただの木と草が有る公園にしか見えません。そこからポイントに移動をすればいいのですが、「おおっ!」という感動が欲しい場合は、アルカラ門から入るといいですね。あるから門から斜めに伸びた道をまっすぐに歩いて行くと、「Fuente de los Galápagos」という場所がありますので、そこまでの道が整備されていて花なども季節に寄って植えられたりしていてとても綺麗です。
また、ボートに乗りたい方もこちらから行くとボート乗り場に近いのでおすすめです。
もう1つのおすすめはレティーロ公園西側の真ん中辺りに有る入口から入ります。こちらはあるから門よりももっと花などが綺麗に植えられて整備されています。この入り口から入って少し散策するだけでもレティーロ公園に行った意味があるほど綺麗です。ただし、こちら池にはまっすぐ進めば到着しますが、ボート乗り場とは反対側になります。
『レティーロ公園でボートになるには? 入園料は?』
レティーロ公園は手漕ぎの貸しボートが有ります。4人まで乗れて1つのボートが6ユーロ(45分)になります。池自体は四角く特に障害とかもないので、とても漕ぎやすくなっています。45分は短いかなと思いましたが、十分でした。ゆっくりと端まで行ってくるりと回ってくることが出来ました。
『レティーロ公園でトイレは? お金は払う?』
レティーロ公園にはほとんどトイレがありません。私が見つけたのは2箇所で、池の南側と、北西に有る池の近くの2箇所になります。スペインにはチップの習慣がありませんがなぜかこの2箇所にはチップを入れるケースが置いてあります。
さて、みんなトイレはどうしているのでしょうか? 子どもと一緒の場合たいてい途中で「おしっこ!」といわれませんか? 実は結構草の陰で用を足している子が多いのです…。これはちょっと驚きですね。地下鉄でも時々端の方で臭い場所がありますが、酔っぱらいが隅のほうで用を足しているからだとか! ちょっとこれには驚きです。
話は戻りまして、大人は困ってしまいます。しかも場所が分かりづらいので、出来れば公園に行く前にトイレは済ませておきましょう。
『子供が遊ぶ遊具がある公園は? 大人が遊べる遊具があるって本当?』
さてこのレティーロパークの中にさらに公園があります。10個以上はあるでしょうか。その殆どはボート池の西側と北側と東側に集まっています。特に東側には多く、長い滑り台や遊具などが充実しています。
スペインのブランコは小さい赤ちゃんでも楽しめるようにボックスの椅子のようになっていて足を通すものがあります。それとは別に日本でも有るような普通のブランコが有ります。
また、こんな感じで登るタイプの遊具もたくさんあります。
木の遊具も有ります。
またぶら下がるタイプの遊具です
実は大人が楽しめる遊具も有ります。これはかなりハードルが高い! 見ていると結構観光客がなかなか出来ずに何度もチャレンジしている姿を見ます。
これはブル下がったままで腕のバランスで少しずつ青いところを動かしていきます。
これはスケボーのようなもので、真ん中の棒を手で利用して、左右に揺れます。
これは我が子がためにしに乗ったのですが、まったく動けませんでした。体格の良い男の人が上手に滑ってました。
『レティーロ公園のガラスの宮殿は? 何の建物?』
この建物、中でいろいろなイベントをやっていたりします。特にアートをテーマとしたオブジェなどが飾っていたりして、その中を歩いたりと、さすがスペイン!という感じのイベントがあります。だいたい入場も無料なので、ぜひ覗いてみてください。イベント内容によっては並ぶこともあります。(中に滑り台のオブジェがあったときは並びました。)
『スペインマドリッドのレティーロ公園おすすめの遊び方 – 終わりに』
マドリッド公園はとても広いので1日中いても飽きません。面白い遊具もありますし、土日であれば様々なイベントもやっています。子供に混ざりながらスペイン語のその人形劇を見て楽しんで、終わったら子供に混ざってチップを帽子の中に入れてあげるもの楽しいと思います。
ちょっと休憩で池でボートを漕いでもいいですね。また春には桜のようなアーモンドの花が咲きます。(レティーロ公園南側)一瞬桜? と思ってしまうこのアーモンドの花の下を散策するのも楽しいです。
アーモンドの木下で、友達と花見をしていたら、(こちらで花見している人はいない)通りがかりの人が面白がって、写真とってもいい?と聞いてきました。OKしてしまいましたが、その写真は今どこかでかざられているのでしょうか?
また、上手とは言えないトランペットなどの演奏もちょっと足を止めて聞いてみるのも面白いですね。
休日にはレティーロからアトーチャ駅に行く方で近くにプレハブ?のような建物でずらっと本屋が並びます。もちろんスペイン語なのでよくわかりませんが、その雰囲気を味わうのも楽しいです。
そんなレティーロ公園についての注意事項もありますので、詳細についてはこちらスペインマドリッドの治安は?危険な場所はどこ?をごらんください。
奥深いレティーロ公園、今書いた内容で半分くらい。まだまだ奥が深いです。